2025/09/01 16:16
季節の珈琲をご紹介いたします。
コロンビア パシオン デ・ラ シエラ 

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産 地:コロンビア サンタマルタ南東部
精 製:ウォッシュ
標 高:2,000m
生産者:ナブシマケ村アラワク族
乾 燥:天日乾燥
品 種:100%ティピカ
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こちらのコロンビア、何が良いかって。
それは麻袋がかわいいことです。
象徴的な山のデザインとカラフルな色使いに惹かれます。
味ももちろん、素晴らしいですよ。
なんて言ったってティピカ100%ですから。
この国の特徴をよく表す味わいがあります。
ティピカはコロンビアらしい味とでもいいましょうか。
たとえば、エチオピア モカ、ブルーマウンテン、インドネシア マンデリン とかに並ぶ個性だと思っています。
でも、そのコロンビアでも環境変化も著しかったり、売れる品種や気候にあうものを作る時代になり、品種改良の結果、新品種ばかりで派手な味わいのコロンビアが増えました。
ですから、古くから作られているティピカを飲むことができるのは貴重です。
さて、今回もいくつかの焙煎を試してみた結果、2種類の焙煎によりご提供することに決めました。
浅煎りと中深煎りです。
同じ豆でも焙煎により全く異なる豆の印象を受けます。みなさまのお好みはどちらでしょう。
➤中深煎り
まさにコロンビアマイルド。
柔らかな味わいの中にコロンビアらしい香り(ジャスミンとか言われるけどそうは思わない)を残す上品さ。
ティピカ特有のボディもあり。
➤浅煎り
オレンジのような明るい酸味をもち、ボディもあるので浅煎りでも飲みごたえ十分です。
するすると流れるように飲める印象。旨し!
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最後に、
現地買付を行った商社より以下、コメントを転用します。
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~自然の恵みをいっぱい太陽と共に詰めて育まれたコーヒー~
コロンビアのナブシマケ村から
ナブシマケ村はコロンビアのサンタマルタ南東部の山奥にあります。この村では南米のインディアンのアラクワ族が昔ながらの生活様式で生活しております。
かつては多くのアラクワ族が南米に住んでいましたが、今では数えるほどの集落しかありません。このナブシマケ村では現在50家族のアラクワ族がこのコーヒーの生産に携わっております。このコーヒーは人口野生コーヒーとも言える伝統的な方法で栽培、しかし収穫や加工の方法が悪く、せっかくの味を活かし切れておりませんでした。
NPOとの協力
ここの珈琲に目をつけたのがアラクワ族を支援するNPOであるエコネクスス。エコネクススはこの生産に携わる人々にコーヒー栽培に関する勉強会を何度も開催、収穫のタイミング・収穫後の精選方法など丁寧な指導を続けました。また、同時に感想や洗浄のためのインフラも整備。
年々、コーヒーの味が向上し、ようやく日本に案内できる運びとなりました。
「母なる地球の恵みをいっぱい詰めたコーヒーを世界中の皆さんに飲んでもらいたい」とのアラクワ族からのメッセージと共にこのコーヒーをお楽しみください。
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2025.9.1 山香社
